養生と癒しと植物とセラピー

養生法と自然療法

生ミントティー

去年プランターで育てたミント。
冬の間は枯れ枯れでしたが
春になり元気に青い葉が茂ってきました。
生命力がすごいですね。

ミントはド定番ですが、ミントティーとして飲むことができます。

葉を摘んで、しっかりと水で洗いし
ティーポットやマグカップに入れてお湯を入れて
少し蒸らします。
お好みの濃さ(色が出たら)になったら
漉しながら飲みます。

かなり爽やかな味がします。
この感じが苦手な方は他のハーブを入れて
ブレンドするとクセがマイルドになります。

暑い時季になれば
水出しもオススメです。

水の中に摘み取ったミントの葉を入れれば、
爽やかなミントウォーターができあがり。

とっても簡単でいいですね。
 
ミントは雑草並みに繁殖力が強いハーブです。
毎日ミントティーにしたとしても
有り余るほどです。

なのでミントを育てる場合は
地植えではなく、プランターがオススメです。
地植えすると、どこまでも増えて、他の植物が負けて弱ってしまいます。

  
ハーブティー以外には
デザートのアクセントに使ったり
飲み物の飾りとして活用できます。
一輪挿しに生けてもかわいいです。

そして、ミントの種類は数千種類(現在3500くらい)とも言われています。
種類によって風味が全く違います

共通した効能は
アレルギー(花粉症など)を緩和したり、
胃腸の働き強壮、皮膚をきれいにする、血圧を下げたり、抗酸化作用など。

ハーブ初心者でも始めやすいのがミントです。

春はよもぎを活用

だいぶ暖かくなってきました。
散歩をしていると、たんぽぽやよもぎ、さまざまな植物が元気よく自生してるのを見かけ、自然のパワーを感じます。

春になると色々な野草などが顔をだします。
薬草は飲んだり、食べたり、チンキ、化粧水、お茶などにして活用方法は多岐に渡ります。

春に採れる、食べることができる山菜や野草は
解毒作用に優れます。
アクが強くえぐみがありますが、これがカラダによいのです。
ミネラル豊富で
カラダの中のお掃除をしてくれます。 
ただ作用が強いので野菜のようにパクパク食べると逆効果です。
少量をこまめに摂取するとよいです。


そして、肝臓を癒す力もあるので
この時季に採れる植物を利用してデトックスしてみてはいかがでしょうか。
怒りや、恨み、嫉妬などの感情を抱くと肝臓を傷つけます。
肝臓に溜まった、負の感情もデトックスもしてくれるので
ぜひ春の野草を意識して摂取してみることをオススメします。

今は写真を撮ると、何の植物か教えてくれる、便利なアプリがあります。
薬草に似た、毒草もありますので
わからない植物は採取しないことが必須です。
植物図鑑とアプリで調べて、できれば詳しいひとに聞いて、採取することをオススメします。

野草で比較的、誰でもわかりやすいのがよもぎ(和ハーブ)だと思います。
最近の暖かさで一気に色々なところで見かけるようになりました。

よもぎはカラダを温める効果や鎮痛作用、浄化作用、血流をよくするなどの効果があります、
よもぎ蒸しやお灸などもよもぎを使っています。

家庭で取り入れやすいのが
よもぎクッションです。

作り方は
よもぎを採ってきて、十分洗います。
ザルや新聞紙を敷いて、天日干しもしくは、陰干しで数日かけてカリカリになるまで干します。

それを綿や麻などの通気性の良い素材の
クッションカバーを作って(購入してもよいです)
入れるだけでよもぎクッションの出来上がりです。

寝る時にこれを使うと
肩凝りや腰痛、関節痛、冷え緩和。
血行促進なども期待できます。 

お手入れは天気がよい日に陽を当ててあげると
よいです。

お金をかけずにできる自然療法です。

よもぎを採るときの注意点
☆他人の敷地内のものは採らない
☆犬や猫が通りそうな道に生えてるものは控える(尿や便がかかっている可能性があるもの)
アスファルトや除草剤が撒いてありそうな場所のものは採らない(毒を含んでいるため)

足湯健康法

足湯にはさまざまなメリットがあります。

冷え性緩和、リラックス効果、快眠、血流アップ、疲労回復、免疫力、代謝アップなどなど。

足湯は自宅でもできる簡単な健康法です。
足湯専用の容器やタライなどにお湯を入れ、
お好みに応じて、エッセンシャルオイルをいれたり、粗塩、野草、生ハーブなどを浮かべて、
リラックスすればよい効果が得られます。

最初熱めのお湯を入れるとよいです。(お湯が冷めやすいため)
お湯の温度が下がってきたら、近くにお湯を準備しておき、差し湯をして
温かさをキープして20分くらい浸かれればベストです。

容器は足首までのものより、ふくらはぎまでしっかり浸かれるものがベストです。

足裏を温めることで
収縮した血管が拡張し、全身に血液が循環していきます。


また砂湯もよいです。
砂は体内の毒素を吸収してくれます。
(砂に温かいお湯を入れて泥のような状態にして浸かってもよいですし、お湯を入れずそのまま浸かるだけでもよいです)
砂や土は悪いものを吸い取ってくれるので、
非常にデトックスに長けています。
砂は山砂でもいいですし、海砂でもよいです。
荒くない、さらさらのものがよいです。

砂は1時間半から2時間ほど経つと毒素を吸収しはじめます。なので、最低このくらいの時間は浸かって頂くとよいです。
長い時間浸かるほど効果的です。
砂湯は砂の準備や浸かる時間が長いので
敷居が高いですが、余裕がある方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。


足だけでなく、
手浴も行うとよいです。
手が冷えやすい方には特にオススメです。
テーブルに洗面器を置き、お湯を入れます。
足湯と同じ要領でエッセンシャルオイルや粗塩などを入れて、お湯が冷めたら差し湯をする。
数十分浸かると、手先の血行がよくなり、リラックス効果も高まります。

毎日続けることがポイントです。

背骨の歪みを整える重要性

背中の歪みはさまざまな不調の原因になります。

例えば、
頭痛、肩凝り、腰痛、自律神経の乱れ、臓器機能の低下、うつ、不安感、めまい、動悸、息切れ、耳鳴りなどなど。

なぜこのような症状がでるのか。
その原因の1つとして
自律神経(副交感神経と交感神経)がうまく、機能していないことが挙げられます。

自律神経は、脳と脊髄から始まり、各臓器や器官に分布していく神経です。
背骨のラインに沿ってでている神経です。

副交感神経は脳幹、仙髄から。
交感神経は胸髄、腰髄からでています。
自律神経はそれぞれが関連する臓器に指令をだして臓器を動かしたり、呼吸や血圧、心拍数、体温調整などをコントロールしてます。

背骨が歪んでいるとこれらの神経伝達が阻害され、うまく伝わりません。

その結果が臓器の働きが低下したり、
さまざまな不調が現れます。

そして
不調の出方はどこが歪んでいるかで変わってきます。関連した臓器に影響がでますし、凝りとして現れたり、諸々の症状がでます。

首のあたりなら
肩凝り、手の痺れ、頭痛、不眠、めまい、耳鳴りなど


胸椎のあたりなら
咳、肩凝り、胃の不調、猫背、手足の痺れなど

腰椎のあたりなら
腰痛、ヘルニア、ギックリ腰、便秘、下痢、足の痺れ、神経痛など


背骨の歪みを整えるには
整体や骨盤を整えるセラピー、脊柱マッサージを受けたり、
ヨガやストレッチなどもオススメです。

長年かかってできた歪みは
戻してもまたすぐに元に戻ろうとします。

それを防ぐためにはヨガやストレッチ、セラピーは持続して行う必要があります。

一度歪みが取れても、日常生活に戻ると
前の状態に戻りやすくなります。
根気強く、定期的に、
ヨガやストレッチなら毎日やって、
徐々に元に戻りにくくしていく習慣をつけると良いです。
もちろん、意識して姿勢を気をつけたり、ストレスがあるとカラダが歪みます。
こまめな
ストレス発散も必要です。

セラピーは週一回など定期的に受けることで
だんだん楽になっていくことが期待できます。

上手なマッサージ(セラピー)の受け方

もみほぐしやアロマトリートメントなど、
施術の受け方で効果がアップしたりダウンしたりします。
ではどんな受け方をすれば効果が上がるのか。
それは、リラックスして受けることです。
なので、寝てしまうくらいが1番よいです。
寝るとまでいかなくても、うとうとして夢心地のような状態。こんな状態で受けて頂くのがいいです。

なぜかというと
人間のカラダは寝ているときが1番リラックスして、筋肉が緩んでいるからです。
この状態で施術を受けると、筋肉がほぐれやすいです。

よく寝るのがもったいない、気持ちよさを感じていたいと頑張って起きてらっしゃる方も多いのですが、どちらかといえば、寝てしまうくらいの方がよりほぐれますし、邪気が抜けやすくなります。

寝ている状態がベストですが
気持ちよさを感じながら受けることもよいです。
そう感じている時点でリラックスモードに入っているからです。
このときは副交感神経優位になっているはずなので、どうしても起きていたい場合はそれも大丈夫です。これも1つのよい受け方です

反対に逆効果になってしまう受け方もあります。
それは痛みに耐えながら、受けることです。
あるあるですが、痛いほど効くと思っている方がとても多いです。
でもこれは1番もったいない受け方です。

そもそも、筋肉は押されたり、揉まれたりするような外部からの刺激に慣れていません。
なので必要以上に強い刺激が入ると
防御反応で交感神経が優位になり、体を固くして守ろうとします。硬くなっている状態で施術を受けてもなかなかほぐれません。
この状態で施術を受け続けると
筋繊維が切れてしまい、結果的に揉みだことなり、
どんどん硬い筋肉になってしまい、余計に凝りやすいカラダになります。

筋繊維は想像以上にデリケートなので、グイグイ押されたり揉まれたりすると簡単に切れてしまいます。
この状態を修復するときに筋肉はどんどんと硬くなり、ガチガチな体が出来上がってしまいます。

受けている最中は気持ちがよいと感じるし、一時的に血流がよくなり、楽になる感じはありますがまたすぐに痛みがぶり返します。

弱めの施術と強めの施術を受けた場合、どちらが血流のよさが持続するかというと、弱めの方です。

あと怖いのが強い施術になれると、
もっと強い刺激がほしくなります。
そうなると、筋肉に余計負担がかかり、どんどん硬い筋肉になってしまいます。

ではどれくらいの強さがいいのか?
それは少し痛気持ちいいか、
物足りないと感じるくらいでちょうどいいです。

皮膚を撫ぜるだけでも、血流やリンパの流れはよくなります。
わざわざ強い刺激を加えなくてもよいということです。

少しの刺激だけでも気血水の流れはよくなりますし、筋肉の緊張も緩みます。ちゃんとカラダに刺激として伝わっています。

あと凝っているところをずっと押したり揉んだりするのもオススメできないです。
一定の刺激量を超すと逆にリンパの流れが滞ったり、筋肉が硬くなるからです。

これらを考慮して
受けられるとよいですね。

栄養を入れるよりもまずは毒素排出を

カラダに良いものを取り入れることはとても良いこと。

でもカラダにたくさんの老廃物が溜まった状態で栄養価の高いものをいくら食べても、その栄養はあまり役には立ちません。

なぜかというと、毒素がたくさん溜まっている状態では消化吸収がうまくなされないからです。
消化吸収がしっかりされることで、栄養がカラダに行き渡り、よい血液を作ったり、内臓が元気に活動したり、余計なものを排泄する機能が高まります。

なので、老廃物を極力出すことは健康に不可欠です。
食べたものがしっかり栄養として働いてくれるには老廃物が溜まっていない状態を作ることが1番です。


まず気をつけたいことは
毒素が溜まるような食物を意識して避けること。

肉類(特に豚肉)や揚げ物、炒め物、白砂糖が使ってあるのもの。お菓子などですね。
これらはカラダに毒素として残りやすい性質があるので、なるべく控えましょう。

逆に多く摂取した方がいいものもあります。
新鮮な野菜や魚介類、発酵食品などです。

食事に気をつけることが1番重要です。

そして、運動や休息を積極的に行う。ストレスを溜めないなど、規則正しい生活も重要です。
これらが乱れると活性酸素が発生し、カラダが酸化しやすくなります。老化現象や疲れやすい原因になります。


そのほかには
アーユルヴェーダのトリートメントを受けることもオススメです。
このトリートメントはベースオイルに太白ごま油を使用します。
このオイルには非常に高いデトックス作用があります。
自力で排出することが難しい、脂溶性の老廃物の排出を促してくれます。

体内が汚れなく、クリーンな状態であれば、
病気になりにくいカラダだと言えます。

消化力が高いカラダは健康と言えます。

簡単にできるアロマ湿布

目の疲れ、肩凝り、腰痛がつらい。
でもマッサージに行く時間がない。。。
こんなときに応急処置としてススメなのがアロマ湿布です。

作り方は簡単です。
洗面器に温かいお湯or冷水を入れて、持っているアロマ精油を数滴垂らしかき混ぜます。
そこに、タオルを浸して絞ります。

そのタオルを患部におけば、痛みの緩和やリラックスに役立ちます。

眼精疲労や頭痛、筋肉痛、日焼けの場合は冷湿布(冷水につけたもの)がオススメです。

肩凝り、腰痛、生理痛、関節痛などは温湿布(お湯につけたもの)がオススメです。

ここで注意です。
眼精疲労があるときは目の上に湿布を乗せればいいのですが、
顔に湿布を乗せる場合は低刺激の精油を選択しましょう。
顔の皮膚は他の部位よりもデリケートです。
ラベンダーが一押しです。
ラベンダーは頭痛緩和などにもよいですし、肌に直接つけても安全な精油です。
ただ多く使用すると逆に頭痛を引き起こしてしまうので2.3滴までにとどめておきましょう。精油の入れ過ぎに注意です。

肩凝りや腰痛の場合は、ローズマリーやマジョラムやクローブなどがオススメです。
これ以外でもあなたの好きな香りや持っている精油を使っていただいてもよいです。

精油によって効能が違いますので
特定の症状の緩和を目指すなら、それに合った精油をチョイスしましょう。

精油効能は簡単にネットで調べられます。