養生と癒しと植物とセラピー

養生法と自然療法

上手なマッサージ(セラピー)の受け方

もみほぐしやアロマトリートメントなど、
施術の受け方で効果がアップしたりダウンしたりします。
ではどんな受け方をすれば効果が上がるのか。
それは、リラックスして受けることです。
なので、寝てしまうくらいが1番よいです。
寝るとまでいかなくても、うとうとして夢心地のような状態。こんな状態で受けて頂くのがいいです。

なぜかというと
人間のカラダは寝ているときが1番リラックスして、筋肉が緩んでいるからです。
この状態で施術を受けると、筋肉がほぐれやすいです。

よく寝るのがもったいない、気持ちよさを感じていたいと頑張って起きてらっしゃる方も多いのですが、どちらかといえば、寝てしまうくらいの方がよりほぐれますし、邪気が抜けやすくなります。

寝ている状態がベストですが
気持ちよさを感じながら受けることもよいです。
そう感じている時点でリラックスモードに入っているからです。
このときは副交感神経優位になっているはずなので、どうしても起きていたい場合はそれも大丈夫です。これも1つのよい受け方です

反対に逆効果になってしまう受け方もあります。
それは痛みに耐えながら、受けることです。
あるあるですが、痛いほど効くと思っている方がとても多いです。
でもこれは1番もったいない受け方です。

そもそも、筋肉は押されたり、揉まれたりするような外部からの刺激に慣れていません。
なので必要以上に強い刺激が入ると
防御反応で交感神経が優位になり、体を固くして守ろうとします。硬くなっている状態で施術を受けてもなかなかほぐれません。
この状態で施術を受け続けると
筋繊維が切れてしまい、結果的に揉みだことなり、
どんどん硬い筋肉になってしまい、余計に凝りやすいカラダになります。

筋繊維は想像以上にデリケートなので、グイグイ押されたり揉まれたりすると簡単に切れてしまいます。
この状態を修復するときに筋肉はどんどんと硬くなり、ガチガチな体が出来上がってしまいます。

受けている最中は気持ちがよいと感じるし、一時的に血流がよくなり、楽になる感じはありますがまたすぐに痛みがぶり返します。

弱めの施術と強めの施術を受けた場合、どちらが血流のよさが持続するかというと、弱めの方です。

あと怖いのが強い施術になれると、
もっと強い刺激がほしくなります。
そうなると、筋肉に余計負担がかかり、どんどん硬い筋肉になってしまいます。

ではどれくらいの強さがいいのか?
それは少し痛気持ちいいか、
物足りないと感じるくらいでちょうどいいです。

皮膚を撫ぜるだけでも、血流やリンパの流れはよくなります。
わざわざ強い刺激を加えなくてもよいということです。

少しの刺激だけでも気血水の流れはよくなりますし、筋肉の緊張も緩みます。ちゃんとカラダに刺激として伝わっています。

あと凝っているところをずっと押したり揉んだりするのもオススメできないです。
一定の刺激量を超すと逆にリンパの流れが滞ったり、筋肉が硬くなるからです。

これらを考慮して
受けられるとよいですね。